ネット経由で入稿されたPDFデータを自動でチェック・修整
人手も時間もかけない仕組みで納期短縮を実現
チラシ・パンフレット・小冊子などの印刷・製本・配送を手掛ける印刷通販大手A社様は、 インターネット経由で注文を受け付け、品質と価格に加えて早ければ翌日にお届けというスピードが強みです。 少部数にも対応し、価格もリーズナブルなことから個人から企業まで幅広く利用されています。 A社様では、PDFで入稿するお客様が増えたため、PDFの入稿データを印刷前に自動でチェック・修整するシステムの導入を検討。 そのシステムの構築を当社が「Web2Print」と「CoreEngine【PDF/PS】」の2つのコア技術でご支援いたしました。
課題と効果
【課題】
・ネット経由で入稿されるデータの印刷前確認・修正に人手と時間がかかっていた
・PDF入稿が増えたことで、PDFデータのプリフライト(確認・修正)を効率化する必要があった
【効果】
・PDFデータのブリフライト(確認・修正)を自動化し、生産性が向上
・入稿データに不備があった場合の対応が迅速になり、納期短縮でお客様満足度が高まった
導入コア技術
システム構成
概要
ネット経由で入稿されるPDFデータに不備がないか 自動でチェック・修整するシステムを構築したい
T様では、従来、お客様がインターネット経由で入稿したデータについて、印刷に際して不備がないかをA社内のスタッフが一つひとつ確認していました。 確認項目はフォント、画像品質、カラースペースなど多岐にわたり、しかも、確認して問題があると入稿したお客様に連絡して、修正、再度入稿してもらう必要があります。 確認と修正依頼に多くの手間と時間がかかっていたのです。
最近ではPDFで入稿するお客様が増えたことから、PDFの入稿データについても上記のような項目を確認しなければならず、 それがA社様のスタッフの業務負荷増大につながっていました
そこで、A社様では、印刷前にPDFの入稿データを自動でチェック・修整できるプリフライトシステムの構築を検討。 当社は、Web上で印刷物の生成を実現するソリューション「Web2Print」と、他のソフトウェアに依存することなく、 PDFやPostScriptの加工・変換・解析を実現する「CoreEngine【PDF/PS】」の2つの技術でご支援いたしました。
人手を介さずにPDFデータを自動でチェック・修整 生産性向上と短納期を実現しお客様満足度も向上
このPDFのプリフライトシステムを開発するにあたって、 当社はまず、CoreEngine【PDF/PS】で、PDF入稿データを自動的にチェックし、印刷可能なデータに素早く整える仕組みを構築しました。
さらには、Web2Printの技術を利用して、印刷に適さないデータの場合は該当箇所をWebブラウザ上で確認できる仕組みも構築。 利用者の指示に応じて印刷に適さない箇所を自動的に修整できる機能も備えています。 また、小冊子などの折りの仕上がりイメージも3D表示で確認できるようにするなど、利用者が入稿したイメージ通りにプリントできる仕組みを整えました。