CoreEngine [PDF/PS]

CoreEngine【PDF/PS】は、他のソフトウェアに依存することなく、 PDFやPostScript（PS：ページ記述言語＝プリンタで印刷するための言語）を 加工・変換・解析できる技術です。 大量のPDFやPSファイルをサーバー上で高速に処理可能です。 Web2Printと連携して活用することも可能な、当社のコア技術のひとつです。

CoreEngine【PDF/PS】を活用すれば、大量のPDFやPSを読み込んで、 ページ内にどんな要素（画像や文字、罫線など）が含まれているかを解析し、 ルールに沿って処理したり、テキストや画像など各オブジェクト情報を抽出したりできます。

多くの企業では、日々の業務でさまざまな帳票を処理しています。 金融機関や製造業などでは、入出金伝票や受発注書などで大量の紙の帳票を利用していることも多く、 企業によっては何万ページもの紙の帳票を扱っているケースがあります。 そんなとき、膨大な帳票をPDF化し、CoreEngine【PDF/PS】で解析すれば、任意のルールに基づいて仕分けたり ある情報が記載されている帳票のPDFのみを抽出したりできるようになります。

具体的に説明します。帳票の右上に書かれた部署名を分析して、部署ごとにPDFを分割して配信する仕組みを構築したりできるのです。 数万ページにもおよぶ帳票のPDFを一気に解析し、さまざまな処理ができるため、人件費の削減や業務の効率化が期待できます。

また、電子書籍のオーサリング（電子書籍用のデータを作ること）に、CoreEngine【PDF/PS】を 使うことも可能です。例えば、出版社が持っている雑誌のPDFデータを電子書籍にする場合 雑誌の画像や文字、罫線などをCoreEngine【PDF/PS】で分析し、その結果をオーサリングツールに反映させることで ズームやページ送りなど、電子書籍特有の機能を簡単に取り込むことができるようになります。

CoreEngine【PDF/PS】では、PDFに変換する前の紙書類のデータを取り込んで解析することも可能です。企業に蓄積されている紙書類をPDF化し 分析することで業務に活用できる資産として再生させることもできるのです。